美容外科看護師
脂肪吸引の種類(機械)
脂肪吸引に用いる機械には様々な機械があります。
機械によって効果やダウンタイムが異なり、値段も異なります。
お客様のニーズに合わせた機械の選択が重要となります。
①VASER脂肪吸引
ベイザー脂肪吸引とは特殊なベイザー波と呼ばれる高周波を照射して行う
脂肪吸引をさします。ベイザー波を吸引前に照射することで、
脂肪組織だけを遊離させ吸引しやすくする機械です
。ベイザー波は脂肪組織だけをピンポイントに狙って照射することができるため、
線維や血管や神経を温存しながら皮下脂肪を液状に溶かすことができます。
いわば脂肪がとろとろに溶けた状態で吸引することができます。
そのためダウンタイムが少なく吸引できることが特徴です。
また線維を温存し吸引しているため、術後線維組織が引き締まり
吸引部の皮膚のたるみを防ぐことができます。
適応
出来るだけ多くの脂肪を取りたいかた
ダウンタイムを少なくしたいかた
脂肪吸引後のたるみが心配な方
ベイザー脂肪吸引では最大で皮下脂肪の90%を除去することができると
言われています。ベイーザーは脂肪を遊離させる機械のため、
アキーセル脂肪吸引などの吸引機器との併用も可能です。
脂肪吸引は一つ操作を誤れば出血や感染のリスクが高い施術になります。
美容外科看護師は安全に手術が行えるよう正しい手術操作、
感染に関する知識、清潔操作が必要となります。
②アキーセル脂肪吸引
アキーセル脂肪吸引はFDAの認可がある脂肪吸引機器です。
アキーセル脂肪吸引で用いる機械は、吸引時、吸引管が前後に微細に振動します。
振動することで、脂肪組織がを柔らかくほぐしながら吸引することができます。
そのため、皮下組織や血管のダメージを最小限に抑えダウンタイムが小さく、
吸引時、吸引後の出血を抑えることができます。
また、機械が自動に前後運動を行いながら吸引するため手術時間の短縮にもつながります。
また二つ目のポイントとしては脂肪注入に適した脂肪を採取することができる点です。
アキーセル脂肪吸引で採取した脂肪は高濃度の幹細胞を壊さずに吸引することができます。そのため、定着率が重要となる、脂肪注入豊胸や顔への脂肪注入の手術の際に
使用することが多い機械です。
適応
脂肪注入も同時に行いたい方
ダウンタイムを少なくしたい方
アキーセル脂肪吸引は脂肪注入に用いる脂肪を吸引する際に適した吸引機器です。
脂肪注入の手術も併用して行う場合にはその分お客様の負担もより大きくなり、
不安を抱えながらお客様は手術に望まれます。
知識はもちろんお客様にどうしたら安心していただけるか、
不安を解消できるかを考えながらサポートすることも
美容外科看護師にとって必要なこととなります。
③シリンジ法
シリンジ法とは他の脂肪吸引の機械を用いた吸引とは異なり、
カニューレにシリンジを接続し、執刀医が手作業で時間をかけて脂肪細胞を
取り除いていく吸引方法です。
吸引を行う前に麻酔液を注入し脂肪を柔らかくし、分解させながら吸引していきます。
機械を用いる方法ではないため、手術時間は長くなりますが、
脂肪層の神経や血管の少ない部分を吸引しているため、
組織へのダメージは少なく、体への負担も最小限に抑えることができます。
手作業による吸引のため、微細な左右の調整も可能です。
しかし、大量の脂肪吸引が必要な方や、太ももやお腹の脂肪吸引には
不向きとされています。
適応
ボデイラインの微調整をしたい方
顔の脂肪注入を行いたいかた
ボテイラインの左右差を整えたい方
脂肪吸引はクリニックによって様々な方法や機械があります。
機械によって効果やダウンタイムが異なります。
美容外科看護師は、働くクリニックの脂肪吸引の
種類や機械だけでなく、様々なクリニックの機械や方法を学び、
お客様にとって最適なご提案ができるようにしましょう。
お客様はたくさんの情報を得た上で来院されます。
どうしてこの機械、方法を勧めるのかを明確にお伝え
ご納得いただいた上で安心して施術が受けられるようサポートしていきましょう。
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